甲斐犬愛護会事業内容(犬籍登録)

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会報第100号 山田利器会長寄稿文より抜粋

 南アルプスのふもとに残っていた虎毛の犬を、甲斐犬と名付けて世に出したのは、昭和6年(1931年)の初期、今から70年余の昔になりました。
 本会が第1回の犬籍登録を行なったのは32頭でありましたが、現在(平成12年8月31日)の血統書番号は、32300(*)に達しております。
 本会は天然記念物指定を受けた貴重な自然の遺産を全国の会員の御協力により守り通して来ました。
 本会の原点「古来から伝わっている原種を優秀系的に保存愛護するのが目的で、改良種新種の日本犬に作り変えることは同調できない」ということで本会は歩んできました。

(*令和4年5月末時点で血統書番号は50300台後半に達しております)
 

甲斐犬の保護と資質保存のため、下記の点につき、会員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。

血統書の登録申請方法は、現在発行の会報記載の通りです。
血統書は、作出者(母犬の所有者)の申請書をもとに発行します。
申請書に添付された写真について、両親犬・子犬共に甲斐犬の本質を保持しているかを確認し、特に毛色(虎毛)の確認に重きをおいています。
子犬の毛色は成長と共に変化するため、血統書が発行された子犬でも、成長後に甲斐犬の本質である虎毛の発生が確認できない場合、その犬の子については血統登録申請を受け付けません。
作出者は、後々トラブルにならないよう、子犬譲受希望者に十分説明をした上での引渡をお願いいたします。